
2026.6.25

宮白ゆきの
SUGAR☆VEGA.com
宮白ゆきのが語る、
「アイドルに救われた」
会社員からの転身と
4周年ライブに懸ける想い
SUGAR☆VEGA.comの白色担当・宮白ゆきの。会社員から未経験でアイドルの世界に飛び込み、活動5年目を迎えた。SUGAR☆VEGA.com加入から3年目、現体制ラスト&新体制お披露目となる4周年ライブを前に、転身の経緯、日々のステージへの向き合い方、そしてこれからの目標を語ってくれた。
松原大輔 / 編集・ライター
「当たり前じゃない」――SUGAR☆VEGA.comで叶えた、アイドルの夢
――宮白さんにとって今のSUGAR☆VEGA.comはどんなグループですか?
宮白ゆきの(以下、宮白) 本当に優しい子たちの集まりだなって思います。特に初期メンバーのちほちゃんという赤色の子が和やかで、空気感が暖かいんですよ。後から加入してきたてぃなだったり、うゆちゃんも素直で周りのことを考えられる子なので、アイドルグループでは珍しいぐらい、心優しい子が集まっているなって思います。
――グループ加入から2年が経ち経ちました。振り返ってみていかがですか?
宮白 この2年間は、初めてのワンマンライブや生誕祭をさせていただいて、夢が叶ったというのもそうですし、アイドルとしても人としてもたくさん成長できたなと感じています。誰かに応援してもらえることのありがたさだったり、人と心を通わせることの大切さをすごく学びました。
――ワンマンライブや生誕祭は、以前からの目標だったのでしょうか?
宮白 私は元々、メジャーのアイドルしか知らなくて、この世界に入ってからライブアイドルの文化を知っていったんですけど、初めて入ったグループは150人以上いる大所帯で、ワンマンや生誕祭をする機会がなく、ずっと憧れていたんです。しゅがべに加入して夢だったワンマンや生誕祭ができたのは本当にありがたいなと思って。当たり前じゃないなってすごく感じますね。
「救ってくれたのがアイドルだった」――会社員からの転身
――もともとはどんなアイドルが好きだったのでしょうか。
宮白 小さい頃からアイドルに触れる機会は多かったですね。家族の影響もあって昔のアイドルの楽曲を聴くこともありましたし、テレビで活躍されているアイドルグループを見るのも好きでした。特に印象に残っているのは、モーニング娘。さんやAKB48さんです。キラキラしたパフォーマンスやたくさんの方を笑顔にしている姿を見て、漠然と「素敵だな」と思っていました。そして私が一番夢中になったのは乃木坂46さんです。楽曲や世界観はもちろん、メンバーの皆さんが努力しながら成長していく姿に惹かれて、そこからアイドルをより好きになりました。
――アイドルになったきっかけを改めて教えてください。
宮白 特にハマったのは大学時代くらいからでした。ただ、当時は特にやりたいこともなくて、周りが就職活動を始めていたので、それに合わせる形でそのまま一般企業に就職しました。でも、社会人になってから自分の心を押し殺すことが増えていって、会社を休みがちになってしまった時期があって……そんな時に救ってくれたのが、アイドルという存在でした。
――そこから応募までは、どういう流れだったのでしょうか?
宮白 ステージで輝く姿だったり、誰かを支えられるというお仕事に憧れを抱くようになって。もう大人だったので最初は諦めていたんですけど、その頃からライブアイドルの世界を知るようになって、ネットを見ていたらたまたまオーディションサイトの広告が流れてきたんです。ここだったら自分でもアイドルができるかもしれないと思って応募しました。
――一度、会社員になられているんですね。どんなお仕事をされていたのですか?
宮白 建築資材の商社で営業事務をしていました。
――それまで歌やダンスの経験は?
宮白 全くしたことはないです。むしろ、学校の授業で発表する機会とかもう本当に苦手で、なるべく手を上げたくない、みたいな感じでした。
――音楽の経験もなかったのでしょうか?
宮白 小学校時代に人に誘われて、途中からクラブに入ってトロンボーンをやっていました。中学はやらず、高校でまた吹奏楽部に入りました。
――吹奏楽は楽しかったですか?
宮白 吹奏楽は正直、ツラかったです。高校は少人数の編成で1人1パートだったので、それぞれの責任がすごく重いなって感じてしまって。ブランクもあってみんなに追いつかなきゃというのもありましたし、もともと緊張しやすい性格なのもあります。最初のチューニングでみんなで同じ音を吹いて合わせるだけで、心臓がバクバクして、地震が来てるのかなって思うぐらい自分が震えていて、本当に嫌でしたね。
――本番ではなく、練習の段階からですか?
宮白 練習の時からもうすごく緊張していました。
――そんな状態で、未経験のままアイドルオーディションに応募したのですね。「行ける」という感覚があったのでしょうか?
宮白 行けるという感覚は本当になくて、その時の勢いで、とりあえず応募してみようという感じでした。
――現状を変えたいという気持ちが強かった。
宮白 それはすごくありましたね。今のままじゃなくて、1歩踏み出したいなと思っていました。
――最初のグループに合格して、初めてステージに立った時はいかがでしたか?
宮白 ステージに立った時に、こんなに距離が近いんだってすごくびっくりしました。それにコール、MIXという文化を知らなかったので、みんなが呪文のように唱えているのが衝撃でした。
――そこからSUGAR☆VEGA.comに加入したきっかけは?
宮白 前の事務所を退所後、しばらくしてから、今のしゅがべの運営さんにお声がけいただいたのがきっかけです。楽曲がすごく好きだなと感じました。そして、メンバーとファンの皆さんが一緒に歌っている姿を見て、あたたかい空気感に一体感もあって素敵だなって思って加入しました。当時は正直、グループでのアイドルはもうやめようかなと思っていたんですけど、ライブ見学を通して、ここでもう1度やってみようかなという気持ちになりました。
――グループアイドル自体、やめようと思っていたんですね。
宮白 そうですね。当時は、次にアイドルをやるならソロで活動することも考えていました。グループで活動することには、一人では経験できない喜びがある一方で、責任や難しさもあります。だからこそ、「自分はこれからどんな形でアイドルを続けていきたいんだろう」と悩んでいた時期がありました。そんな中でしゅがべと出会い、このメンバー、この環境ならもう一度グループアイドルとして挑戦したいと思えたんです。
――加入後は、メンバーの卒業も続きました。
宮白 私が加入してから1年以上は同じメンバーで活動していたのですが、その後は卒業が続いて、グループとして大きな変化を経験しました。正直、不安や寂しさを感じることも多かったですが、その分「しゅがべを守りたい」という気持ちは以前より強くなったと思います
――現役の立場から、メンバーの卒業はどう受け止めていますか?
宮白 グループアイドルといえど1人の人間なので、それぞれ新たな目標や夢が出てくると思いますし、別のところで挑戦したいという気持ちは尊重したいですね。
――残された側として、プレッシャーになることは?
宮白 グループを引っ張ってくれていたメンバーが卒業した時は、すごく危機感を持ちました。それまでは支えられることも多かったのですが、「今度は自分がグループを支えられる存在にならなければいけない」と強く思うようになって、自分自身にプレッシャーをかけていた時期もありました。
――それまでは、あまり考えてこなかった?
宮白 それまでは、今ほど「自分がグループを支える存在にならなければ」という意識は強くありませんでした。グループを引っ張ってくれるメンバーがいたので、私は比較的のびのびと活動させてもらっていたと思います。でも、もっと成長したいという気持ちはずっと持っていました。当時は今ほど目立つパートを任せていただけることも多くなかったので、自分なりにパフォーマンスやSNSなどを工夫しながら、応援してくださる皆さんに少しでも恩返ししたいと考えていました。だからこそ、グループの変化をきっかけに「今度は自分が支える側になろう」と意識が大きく変わったんだと思います。
アイドルだからこそ言える、「同じライブは2度とない」
――普段は、どんなことを考えてアイドル活動をしていますか?
宮白 普段は、本当にファンの皆さんのことをよく考えています。1人の人間として1人1人と接しているので、ライブ中も表情をよく見ていますし、SNSもチェックして、どんなことを呟いているのかな、体調大丈夫かな、気持ちが落ち込んでないかなとか考えています。
――月20本前後のライブをこなす中で、ルーティーンのようにはなりませんか?
宮白 同じライブって2度とないなって思っていて、1つ1つが勝負だと思いながら臨んでいます。その日、誰が来てくれるのかなというのも考えますし、はじめましての方にもしゅがべの良さだったり自分のことを見つけてもらいたいという気持ちもあります。その時にいてくださる方1人1人の心をどれだけ動かせるかを考えているので、ルーティーンとはあんまり感じていないです。
――それだけお客さんを見ているということですね。
宮白 めっちゃ見てます。暗めで表情が見えづらい会場もあるんですけど、基本的には見えるところが多いので。
――その日のフロアの空気も感じ取りながらでしょうか。
宮白 今日はちょっと体調悪そうかな、あんまり元気ないのかなと思ったり、逆にすごい笑顔でいてくれたり。しゅがべのライブを見て泣いてくださる方もいて、そういう時は本当に心が通じ合ってるなと感じられて、すごく嬉しいですね。
――いつ頃から、そういう考え方になったのでしょうか?
宮白 しゅがべに入ってからですね。ライブアイドルのことを知ったのも、この世界に入ったばかりの頃で。まずは周りについていくのに必死で、とにかくこなさなきゃという感じだったので、ファンの方の表情を見る余裕も正直なくて。加入してから、ちょっとずつそういった余裕も出てきました。
――歌とダンスでは、どちらに自信がありますか?
宮白 正直、全部未経験で始めて、プロの方に教わる環境でもなかったので、本当に全部、自分でやってきました。上手とは言い切れないし、得意とは言い切れないんですけど、最近は歌唱力を向上したいなと思って、個人でボイトレにも通っています。ダンスも、しゅがべの曲を2年以上やっているからこそ、これからも成長した姿をお届けしたいので、1つ1つの角度だったり見せ方は今でも研究しています。
――吹奏楽で緊張していた頃と比べると、ステージへの気持ちは大きく変わりましたね。
宮白 変わったと思います。しゅがべに入ってからMCも任せていただくようになって、人前でお話しするのが学生時代は苦手すぎたんですけど、覚悟を決めたのか、自分の言葉で、その時々に合わせて話せるようになりました。
――性格の面でも変わりましたか?
宮白 小さな頃から人見知りで、初対面の方と話すのがすごく苦手で、何を喋ったらいいんだろうという感じだったんですけど、アイドルになってからは本当にいろんな方と接する機会が増えたので、自分でも社交的になったなって思います。
――今、アイドルとして大事にしていることは何でしょうか?
宮白 私がアイドルとして大事にしているのは、誰かの希望になれる存在でいることです。もちろんパフォーマンスも大切ですが、私はアイドルという存在は人柄や生き方も含めて応援していただくものだと思っています。だからこそ、嬉しいことだけではなく、悩んだことや葛藤したことも自分の言葉で発信するようにしています。ただ、そこで終わるのではなく、その経験を通して何を感じ、何に気付き、これからどう前に進んでいきたいのかを伝えることを大切にしています。完璧な人間ではないからこそ、成長していく姿も含めて応援していただけるアイドルでありたいですし、その姿が誰かの勇気や希望に繋がったら嬉しいです。
――「アイドルは成長物語」という考えは、どこから来たのでしょうか?
宮白 アイドル活動を始めた頃に、ある先輩グループの周年ライブを拝見する機会があったんです。その時に、パフォーマンスはもちろんですが、ステージに立つ姿やMCで語られる言葉から、これまで積み重ねてきた努力や苦労が伝わってきて、とても心を動かされました。その時に、「アイドルはただキラキラしているだけじゃなくて、その人がどんな壁を乗り越えてきたのか、どんな想いで活動しているのかも含めて応援してもらえる存在なんだな」と感じたんです。だから私も、嬉しいことだけではなく悩んだことや葛藤したことも含めて、自分の言葉で発信することを大切にしています。成長していく過程そのものを見てもらうことも、アイドルの魅力の一つだと思っています。
――ご自身の目標は、どのように伝えていますか?
宮白 しゅがべに加入して1年を迎えた時からずっと、「またZeppのステージに立ちたい」と公言しています。前の事務所の時に1度だけZepp横浜に立たせていただいたんですが、当時の自分には本当にもったいないくらいの機会だったなというのを、加入してから改めて実感して。今度は与えられた機会で立つんじゃなくて、自分の実力と努力でZeppのステージにたどり着きたいです。これまで支えてくれたファンの方と一緒にその景色を見たいですし、絶対に連れていけるくらいの大きなアイドルになりたいなって思っています。
――迫る4周年ライブへの意気込みをお願いします。
宮白 現体制ラストライブと新体制お披露目ライブで、しゅがべにとってすごく大切な節目となる日です。たくさんの思い出が詰まった現体制の姿をしっかりお届けして、新しい未来への第1歩もお見せできる、特別なライブになります。笑顔だけじゃなくて、いろんな感情でいっぱいの1日になると思うんですけど、それ全部がしゅがべの歴史ですし、新しい物語の始まりになると思うので、ぜひ当日会場で一緒にその瞬間を感じていただけたらなと思います。
――体制が変わることへの、複雑な気持ちもありますか?
宮白 ファンの皆さんの気持ちを考えると、安定した姿をお届けできず、不安な気持ちにさせてしまって申し訳ないなと感じていて、すごく複雑ではあります。ただ、そんな中でも自分にできることは何かを逆に考えるようになって、しゅがべを守れる存在になりたいという思いを支えに活動しようと、覚悟を決められました。
――当日の見どころは?
宮白 新しいメンバーが加入して、同じ4人編成ではあるのですが、歌割りやパフォーマンスの雰囲気も変わっているので、新しいしゅがべの空気感を皆さんにお届けできたらと思っています。また、当日は新衣装のお披露目もあるので、そこもぜひ楽しみにしていただきたいです。そして何より、この日は現体制ラストと新体制お披露目の両方が行われる特別な一日です。これまでのしゅがべへの感謝と、新しいスタートへの期待、その両方が詰まったライブになると思います。今まで応援してくださった方にも、初めて見てくださる方にも、「しゅがべのこれからが楽しみだな」と思っていただけるステージをお届けしたいです。
――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
宮白 ファンの皆さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんがいてくださるから今の私がいますし、アイドルとしても、一人の人間としてもたくさん成長させていただきました。アイドルデビューをして5年目になりますが、その中で本当にたくさんの出会いと別れを経験してきました。今はもう会えなくなってしまった方もいますが、その方たちにも、当時少しでも幸せな時間や前を向くきっかけを届けられていたら嬉しいなと思っています。そして今、変わらずそばで応援してくださっている皆さんには、本当に感謝してもしきれません。嬉しい時も苦しい時も支えてくださって、私が何度も立ち上がれたのは皆さんのおかげです。だからこそ、これからもっと大きなアイドルになって、たくさんの夢を叶えたいです。そして、その景色を皆さんと一緒に見ながら、少しずつ恩返しをしていきたいと思っています。これからも皆さんと同じ夢を見ながら、一緒に歩んでいけたら嬉しいです。いつも本当にありがとうございます。
PROFILE
宮白ゆきの
1月4日生まれ。A型。SUGAR☆VEGA.com白色担当。身長166cm。会社員を経て、アイドルの世界へ。

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(写真提供)ロックプロダクション
(インタビュー写真)編集部
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