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トーキョークライマックス × LIVE ARTIST PRESS

5IN
「バラバラの5人が愛した音楽が5IN」
誰1人欠けず迎える4周年
真、芯、新、進、深。5つの「シン」を名前に込めた5人組ダンス&ボーカルグループ・5IN(シン)。3人のボーカルと2人のラッパーで構成され、楽曲制作から振り付け、舞台構成までメンバー自身で手がけている。2026年5月からは「抜刀」を皮切りに5曲を連続でリリースし、7月21日にはグループ史上最大規模となるZepp Shinjuku(TOKYO)で「5IN ONE MAN LIVE〜心炎〜」を開催した。11月23日には、大塚Hearts+で2nd New Single「抜刀」のリリースイベントと、結成4周年を記念するワンマンライブを控える。5INという名前に込めた思い、5人で進める楽曲制作、初のZepp公演で得たもの、そしてこれまで歩んだ4年間について聞いた。
松原大輔 / 編集・ライター
いただいた写真を掲載します
5つの「シン」で今の時代へ「等身大の思いを楽曲にも振り付けにも」
――まずは、5INというグループ名に込めた意味を教えてください。
MASAMICHI 5人で活動しているので「5」という数字を使っています。それに加えて、「シン」と読める5つの漢字の意味を持たせているんです。真実の「真」、進化の「進」、深いの「深」、新しいの「新」、芯があるの「芯」。この5つを持ち合わせて、今の時代に「IN」していく。それが5INという名前の意味です。
――楽曲制作や振り付け、舞台構成まで自分たちで手がけています。結成当初から、セルフプロデュースで活動していこうと考えていたのでしょうか。
CHIKARA 基本的には、自分たちでプロデュースしていこうと考えていました。最初はカバー曲を披露していた時期もありましたが、自分たちの等身大の思いを、楽曲にも振り付けにも、リリックにも込めたいと思って始めたんです。
――5人での楽曲制作は、どのように進めていますか。
CHIKARA 僕が中心になって楽曲をまとめることが多いのですが、曲によってメンバーの色を生かしています。ハッピーな楽曲ならKATSUHIRO、HIPHOP色の強い楽曲ならMASAMICHIが中心になる。今回の「OASIS」は、TAKAYAと初めてしっかり共作しました。僕を軸にしながら、楽曲ごとにそれぞれの色を出している感じです。
――曲ごとにサウンドの方向性も大きく変わっていますが、意識しているのでしょうか。
CHIKARA そうですね。時代ごとに流行している音も取り入れながら、自分たちが何を言いたいのかを大事にしています。その思いに合う音を探したり、作り方を考えたりしています。今までも、5人のありのままの感情を映した曲が多かったので、そこは残したいです。そのうえで、歌詞を聴いた人がどんな感情になるのかまで考えて、より共感してもらえる楽曲も作っていきたいです。
――制作について、普段から意見を交わしているのですか。
CHIKARA 毎日のように顔を合わせて、直接話しています。お客さんの反応も見ながら、「次はこうしたほうがいいんじゃないか」と、その都度みんなで考えています。
――普段聴いている音楽も、メンバーによって違うそうですね。
KATSUHIRO MASAMICHIは海外のコアな音楽まで聴きながら、作曲のヒントを探しているイメージがあります。CHIKARAはK-POPが好きで、新しいエッセンスを取り入れている。TAKAYAは流行している曲や、きれいな音楽が好きですね。僕はロックやR&B、洋楽、J-POPと、いろいろなジャンルを聴きます。
――TAKAYAさんは、「OASIS」の制作にもその好みを生かせたのでしょうか。
TAKAYA 僕はきれいな音楽が好きで、自分が進みたい方向もそちらに近いんです。5INは力強い曲が多く、キラキラした曲はあまり多くありませんでした。「OASIS」は僕も制作に携わったので、きれいなニュアンスを意識して入れられたと思います。
――好みが異なるからこそ、5INの楽曲にも幅が生まれているのですね。
KATSUHIRO そうですね。そのバラバラの5人が愛した音楽が、5INです。
初めてのZepp Shinjukuへ「仲間1人欠けずに、そこまで行けた」
――2026年7月21日には、Zepp Shinjukuで「5IN ONE MAN LIVE〜心炎〜」を開催しました。初めて立った会場はいかがでしたか。
JUKICHI 僕らにとって初めての規模だったので、何よりも「楽しかった」という気持ちが大きいです。新しい挑戦として、歌いながらダブルダッチをするパフォーマンスにも取り組みました。僕たちにとってはもちろん、ダブルダッチの世界でも新しい試みだったそうで、そこに挑戦できたことは貴重な経験になりました。
――ダブルダッチは、どのように実現したのでしょうか。
MASAMICHI 以前からお世話になっている顧問の方が、「新しいことをやってみないか」と提案してくれました。僕自身、ストリートカルチャーに興味がありましたし、歌とダブルダッチを組み合わせたパフォーマンスはほとんど例がないと聞いていたので、調整していただきながら形にしました。
JUKICHI 最初は縄に入ることすらできなくて、「本当にできるのかな」と思いました(笑)。世界チャンピオンの方に丁寧に教えていただき、メンバーにも練習に付き合ってもらって、何とか本番までに形にできました。
――ほかの皆さんは、Zepp公演はいかがでしたでしょうか。
CHIKARA それまでワンマンライブを行った会場は、キャパシティが3桁のところばかりでした。VJをはじめ、多くのスタッフさんとの連携もこれまででいちばん密になり、その難しさも痛感しました。改善すべきことはありましたが、ステージで思い切りパフォーマンスできたこと、ファンの皆さんの顔を見ながら届けられたことが何よりうれしかったです。
MASAMICHI 活動3年目に1000人規模の会場に立つことを目標にしていたので、仲間が1人も欠けず、そこまで行けたことがうれしかったです。セルフプロデュースで活動してきた僕たちは、どうすれば上へ行けるのか、最初はまったく分かりませんでした。たくさんの方に支えていただき、ライブを盛り上げるための知恵も増えていった。そのすべてを詰め込んだワンマンでした。
TAKAYA 会場が大きくなったことで、演出の幅も広がりました。今回は初めてキッズダンサーの皆さんにも参加していただいたんです。一緒にステージに立つことが、子どもたちにとって夢への一歩になる。そういうステージを作れたことが印象に残っています。
KATSUHIRO ステージに立った瞬間、約1000人の方が僕たちを見に来てくださった迫力に驚きました。まずは本当に楽しかったです。次はきちんとソールドアウトできるように、もっと力をつけてリベンジしたいですね。あとは、ケータリングの数にも規模の大きさを感じました。おにぎりが100個、サンドイッチが70個、お弁当もあって。ご飯には困りませんでした(笑)。
――結成当初には、メンバーよりもお客さんのほうが少ないライブもあったそうですね。そこからZeppまでたどり着いたことには、特別な思いがあったのではないでしょうか。
MASAMICHI 最初は、どうしたら振り向いてもらえるんだろうとずっと考えていました。それは今も悩んでいることです。何度も挫折しそうになりましたが、負けてはいられないと思って、楽曲を作り、歌詞に思いを乗せることを続けました。その積み重ねが、少しずつ結果につながったのだと思います。
JUKICHI お客さんが4人だった頃に見てくれていた方々も、Zeppへ来てくれました。開催を発表したとき、その方々が涙を流したり、感慨深そうな表情を浮かべたりしているのを見て、「続けてきてよかった」と感じました。
――大きな会場に立ったことで、自分たちの課題や成長も見えましたか。
KATSUHIRO これまで培ってきたものでパフォーマンスしましたが、それを超える何かがなければ、会場にいる全員へきちんと届けられないのではないかとも考えました。まだまだ伸びしろしかないと思っています。
CHIKARA 昔の楽曲を聴くと、声の出し方も表現も、今とはかなり違います。メンバーがそれぞれ別の音楽を聴き、JUKICHIが演歌に取り組むなど、いろいろなジャンルが混ざってきたからだと感じています。
JUKICHI 当時にしか出せなかった声や表現もあります。昔は駄目だったと切り捨てるのではなく、「1つずつ積み重ねてきた」と捉えられるようになりました。
――お客さんが少ない時期、心が折れそうになったこともあったと思います。どのようにステージへ向き合ってきたのでしょうか。
CHIKARA 僕は、お客さんが少ないときほど気合が入るタイプです。何人であっても、チケット代を払って来てくださっていることは変わらない。「会場全体を食ってやろう」という気持ちに切り替わります。
KATSUHIRO 僕は若い頃、お客さんが4人しかいないライブで気持ちが下がり、手を抜いてしまったこともありました。でも、自分はなぜ音楽をやりたかったのかと振り返ったとき、人に届く音楽を続けたいのだと気づいたんです。4人でも、聴きに来てくれる人がいる。それだけで音楽をやる理由としては十分だと思うようになってから、気持ちが下がることはなくなりました。
JUKICHI 結成から誰1人抜けずに活動を続けるのは、簡単ではありません。4人しかお客さんがいなかった時期を一緒に経験してきたメンバーが成長している姿を見ると、落ち込んでいる暇はないと思います。自分もこの成長についていかなければ、負けていられないという気持ちになります。
4周年、その先の5周年へ「来てくれているあなたに届けたい」
――11月23日には、結成4周年を記念するワンマンライブを迎えます。どのような公演にしたいですか。
MASAMICHI まずは、4年間活動を続けられたことへの感謝が土台にあるライブです。KATSUHIROはミュージカル出演のため、今回は出演できません。彼を待っている間、僕たち4人は武者修行だと捉えて、11月23日へ向けてさらに高いレベルへ上がろうと取り組んでいます。応援してきてよかったと思ってもらえるパフォーマンスを見せたいです。当日は、1部で2nd New Single「抜刀」のリリースイベント、2部で4周年ワンマンを行います。
――改めて、この4年間を振り返って、どうですか。
JUKICHI ここまで来ると、あっという間だったと感じます。でも、歩いている最中はとても長くて、「この道で合っているのかな」と模索し続けた4年間でした。Zeppに立ち、4周年ライブも開催できるのは、ここまで応援してくださった皆さんのおかげです。今は4周年へ向けて必死で、その先の展望まで見えていないのが正直なところです。
CHIKARA 変わらず応援してくださる方がいることは、決して当たり前ではありません。チケットを買ってライブへ来てくださることがうれしいですし、僕たちはその代金以上のパフォーマンスを届けなければいけない。改善すべき点も明確になってきたので、クオリティを上げることを感謝の形として伝えたいです。
それから、僕たちが活動を始めた頃には、渋谷を中心に熱いダンス&ボーカルの先輩たちがいました。今度は僕たちを中心に新しいシーンを作り、これから活動する後輩たちにも、ダンス&ボーカルはかっこいいんだと示せるような存在になりたいです。僕たちがかっこよくあり続けることが、今後のシーンにとって大事だと思っています。
MASAMICHI ファンの皆さんはもちろん、身近な人たちにも支えてもらった4年間でした。最初のワンマンの頃は、自分たちで「チケットを買ってくれませんか」とお願いするような泥臭いことも続けてきたので、応援してくれた方々へ少しでも恩返しができたと伝えたいです。メンバーとは、みんなで1つの会社を動かしているような気持ちで役割を分担し、「この会社を大きくしていこう」と進んできました。
TAKAYA お客さんがほとんどいない時期もあり、嫌だなと思う瞬間もたくさんありました。それでも、根本には音楽が好きだという気持ちがありました。5人で意見を交わし、支え合いながら、新しい音楽を学べる環境にいられたことが、4年間でいちばんありがたかったことです。ファンの皆さんや家族、スタッフの方々にも支えていただきましたが、僕にとっていちばん大きい存在はメンバーですね。
KATSUHIRO 4年間には、紆余曲折も喜怒哀楽もありました。それを経験した5人が今も離れずにいるので、一緒に築いてきた土台には誇りと自信を持っています。5周年へ向けて規模を大きくしていく必要もありますが、それを目指せるのは、今来てくださっている方がいるからこそです。まずは「来てくれているあなた」に向けて、きちんとパフォーマンスを届けたい。その気持ちで1年を過ごし、5周年へ進みたいです。
――最後に、4周年ワンマンを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
MASAMICHI 4年間、音楽が好きで活動を続け、誰1人欠けずにここまで来られたことを、本当にうれしく思っています。ファンの皆さん、家族、支えてくださったスタッフの方々へ向けて、僕たちがかっこいいと思うこと、誇りを持っていること、そのすべてをステージで発散します。皆さんに楽しんでもらえるライブにしますので、ぜひ来ていただけたらうれしいです。
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